明石家さんま(本名:杉本高文)氏は二代目 笑福亭松之助(本名:明石徳三)氏に弟子入りをした落語家でもある。さんま氏の実家が水産加工業を営んでいたことから、師匠である松之助氏はさんまと命名。当初はこれに師匠の亭号(落語家の芸名の苗字)である笑福亭を加え、笑福亭さんまとして活動していた。しかし、その後、松之助氏は自身の本名である明石を用いた明石家に亭号を改名させ、明石家さんまと名乗るようになった。
亭号を明石家に改名させた理由は諸説あり、定かではない。ただ、松之助氏はさんま氏に対して「落語にしばられることなくガンガンとフリートークで笑わせたらいい」※1との思いがあったとの指摘がある。
また、明石家を名乗らせた弟子はさんま氏のみでなく、例えば実子(長男)も明石家を名乗っている(明石家のんき氏)。そもそも松之助氏は「屋号が自分たちの勢力範囲を示しているような感じがしていて不自由さを感じていた」※2そうで、根底にあるこの思いも影響したものと思われる。
ちなみに、松之助氏からさんまと命名された際、さんま氏は「は?」※3と聞き返したそう。
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