かっぱえびせん(カルビー株式会社)に”かっぱ”という名前が付けられた理由は、カルビー株式会社の創業者・松尾孝氏がカッパ天国という漫画のファンだったから。キャラクターやかっぱという語感の良さを気に入ったそう。
かっぱ天国とは昭和28年から33年まで週刊朝日に連載された清水崑氏による漫画のことで、饅頭やキャバレーなどの名前の一部にかっぱが使われることもあったほど流行した。
この頃の日本は米の入手が難しく、価格も高かった。そこで、松尾氏は小麦を使ったあられのお菓子を開発。アイキャッチ的なものが必要だと考え、ツテをたどって清水氏に連絡・面会すると、意気投合。かっぱのキャラクターとかっぱという直筆の文字を描いてもらい、かっぱという名前を使用する許可も得た。
そして、これを使って発売されたのがかっぱあられ(複数のバリエーションがあったシリーズもの)という名前のお菓子。このかっぱあられには複数のバリエーション(シリーズ)があり、昭和39年にはそのえびせんべいとして、かっぱえびせんが発売された。シリーズとしては最後、27番目のもの。
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