明治ブルガリアヨーグルトは元々は明治プレーンヨーグルトだった

明治ブルガリアヨーグルトは日本で初めて発売されたプレーンヨーグルト（砂糖や香料などを不使用）。そのきっかけは、１９７０年に開催された大阪万博で、ブルガリア館を訪れた明治（株式会社明治）の社員が本場のヨーグルトを食べ、感銘を受けたことにある。その後、サンプルを分けてもらい、研究開発が行われ、何度もヨーロッパに足を運ぶなどの試行錯誤の末、１９７１年に発売。しかし、その名前は明治プレーンヨーグルトだった。当初から明治ブルガリアヨーグルトという名前を考えていたそうが、ブルガリアはヨーグルト大国であり、主食の一つとしても食べられ、国民から大切にされている（民族の魂のようなもの）。他国の民間企業に軽々しく国名を貸せないとのことで、使用許可が下りなかった。しかし、ブルガリア菌を使っていることなどもあり、諦めきれない明治は熱意を伝え続けたところ、ブルガリア大使館から工場の見学の申し出があり、最終的には認められ、１９７２年５月に使用の許可が下りた。こうして、１９７３年１２月に明治ブルガリアヨーグルトとして発売された。

参考元：明治ブルガリアヨーグルト倶楽部－明治ブルガリアヨーグルト【ヨーグルトの正統】/参考元：明治ブルガリアヨーグルト倶楽部－明治ブルガリアヨーグルト【ヨーグルトの故郷】/参考元：COMZINE by NTTコムウェア－明治ブルガリアヨーグルト ニッポン・ロングセラー考/参考元：株式会社明治－愛すべき（ミルク）－ヨーグルト-YOGURT-－ヨーグルトとは？