雪国の道路は春になるといたるところにひび割れや穴(ポットホール)ができ、破片がそこらに転がっている。その主な原因は、昼夜の大きな気温差にあると言われている。
春が近づくと日中は気温が上がり雪が解け、道路のアスファルトにある小さなひび割れなどに水が入り込む。しかし、夜はまだ気温が下がるため、凍る。これを繰り返すうちにアスファルトそのものが脆弱化(脆く弱くなる)。そこに車の走行による衝撃などが加わることで、ひび割れが大きくなったり、穴ができ、大きくなっていく。
またアスファルトを貫通したひび割れなどから裏側に水が入り込むと、道路を支える路盤が泥濘化(泥状)。入り込んだ水が凍ったり、解けたりすることで体積の違いなどから隆起や沈下も起こり、車の走行による衝撃などの影響もあり、やがては同様の損傷が起こり得る。この場合、ひびが貫通している分、より深い穴ができる可能性がある。
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