日本には山の定義は存在していない。例えば唯一の国家地図作成機関である国土地理院(国土交通省の特別機関)も、山の定義は定めておらず、「具体的な山の定義はない」※1と回答している。
そのため、一般的には(世間に通用する)辞書に従い、「陸地の表面が周辺の土地よりも高く盛り上がった所」※2を山と呼ぶ。つまり、公園にある築山(人工的な山)も山だと言える。
もっとも、地形学的な定義は存在していて、起伏量が数百メートル以上で、構造が複雑なものを山と呼ぶ。そのため、地形学的には公園のそれは山とは言えない。
ちなみに、国土地理院が作成・公開している地理院地図には地名として山(人工的な山が掲載されている例もある)も掲載されている。そして、国土地理院はその掲載基準について、「地元自治体が地名として認識していること」※1と回答している。
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