”しらす干し”も”ちりめんじゃこ(ちりめんざこ=縮緬雑魚)”も、広義(広い意味)ではイワシ(特にカタクチイワシ)の稚魚を中心とした”しらす(白子)”を塩茹で(釜揚げ)し、天日や機械を使って干した食品を指す。
ただ、狭義(狭い意味)では含まれる水分量の違い(乾燥具合)により区別される。含まれる水分量が多いのがしらす干しで、少ないのがちりめんじゃこ。つまり、より乾燥させたものがちりめんじゃこ。
ちなみに、塩茹でしないものを生しらす、塩茹ではするが干さずに冷やすだけのものを釜揚げしらすと呼ぶ。水分量は生しらす、釜揚げしらす、しらす干し、ちりめんじゃこの順に少なくなる。
明確な定義は存在しないため、具体的な水分量については各企業や地域などで違いがある。参考までに紹介すると、例えば埼玉県魚市場は釜茹でしらすは約85%、しらす干しは50から60%、ちりめんじゃこは約30%と紹介している。
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