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カテキンの由来は“勝て菌に”からではない

植物には苦みや渋み、色素の成分であるポリフェノールが含まれ、その一つにカテキンと呼ばれるものがある。主に緑茶に含まれ、エピカテキンやガロカテキンガレート、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレートの4種類ある。そして、カテキンには抗酸化作用などの他に抗菌作用もあり、”勝て菌に”という言葉が由来となっているという話があるが、これは誤解。そもそもカテキンは日本語ではなく英語でcatechin。タンニンと呼ばれる物質を含む植物から水で抽出したエキスをカテキューと呼び、インドなどに自生する阿仙薬の木(アカシアの一種でカテキューやペグノキなどとも呼ばれる)のカテキューは生薬などとして利用されていた。1821年にドイツ(スイス)の化学者であるルンゲ氏がこの阿仙薬の木のカテキューから無色結晶状の物質の分離に成功。その後、ドイツの植物学者であるエーベック氏がカテキューをヒントにカテキンと名付けた。

参考元:TBS-サントリーなるほどコール赤坂5丁目分室-2006年11月18日放送/参考元:わかさ生活-わかさの秘密-カテキン/参考元:わかさ生活-わかさの秘密-ポリフェノール/参考元:GKZ 植物辞典-ペグノキ/参考元:伊藤園お茶百科-お茶の成分と健康性-カテキン/参考元:goo国語辞書-デジタル大辞泉(小学館)-国語辞書-物理・化学-物理・化学の言葉-「カテキュー」の意味

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