江崎グリコ株式会社という企業は創業者である江崎利一氏が、グリコ(キャラメル・栄養菓子)という商品を開発・命名したことで始まる。そして、このグリコという名前はグリコーゲンをヒントに付けられた。インパクトのある名前にしたいと3文字にしたが、当初は社内では不評だったそう。
グリコーゲンに着目した理由は、漁師たちが牡蠣の煮汁を捨てているのを目撃したから。牡蠣にはグリコーゲン(エネルギー源)が豊富であることを知っていた江崎氏はこれを活用したいと考えた。そして、これを譲り受け、グリコーゲンを取り出す研究に取り組み、グリコーゲンの入ったグリコというキャラメルの栄養菓子を開発した。
実は研究中に息子がチフスにかかる災難があったが、牡蠣エキスを与え続けたところ容体が回復した。この出来事もあり、当初は薬として活用することも考えたが、ある医者から病気の予防の重要性を説かれ、子どもたちが好きなお菓子として活用することになった。
コメント