笑ゥせぇるすまん(元々は黒ィせぇるすまん/作者は藤子不二雄A氏)の主人公である喪黒福造には福次郎(喪黒福次郎)という弟がいる。
人が愚かで弱いことを知る福蔵は、約束や忠告を条件に願望を叶え、その違反や無視を契機に「ドーン!」と代償を払わせる。ハッピーエンドもないわけではないが、バッドエンドが目立つ。福次郎も福蔵について「人の心の奥底に潜む欲望を駆り立て、その人間を破滅に追い込むという、魔性の行為を働いてきました」※1と指摘している。時には無理やり関りを持つなど、強引な手法を取ることもある。
一方の福次郎は、人生を踏み外しかけた人を奈落の底へ突き落す福蔵とは対照的な人物。自身も兄とは違うと否定した上、「ふとしたことから人生の落とし穴に落ち込んだ人に救いの手をさしのべ、助け出すこと」※1が仕事だと話している。
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