プロレスラーのジャイアント馬場氏には、大きな足の裏で相手を蹴る”16文キック”と呼ばれる技がある。馬場氏の靴に”16”と書かれたラベルが貼られていたことから、あるスポーツ新聞が16文キックと名付け、広まった。
日本では靴のサイズを文という単位で表していた時期があり、1文は約2.4cmなので、16文は約38.4cmということになる。
ただ、馬場氏の足のサイズは約34cm(約14文)だと言われ、とても大きなことに変わりはないが、16文まではなかった。
実はその靴はアメリカ(ロサンゼルス)で購入したもので、日本で使われていた文という単位は当てはまらなかった。アメリカでは靴のサイズをインチで表すため、16インチということになる。ただし、日本とアメリカでは靴の計測場所(起点)が異なることから、これを単純に日本式のセンチメートルに換算しても34cmとはならない(一致しない)。靴の早見表を確認すると、アメリカの16インチは日本では確かに34cmとなる。
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