一般的にアナログ時計(針表示式の時計)は右回りで作られている。例えば時間を表す時字(アワーマーカー)が数字の場合、1を起点として終点の12まで右回りで増えていくし、秒針などの針もこれをなぞるように右側に回っている。
その理由は、アナログ時計は日時計の影の動きを模して作られたから。日時計とは、太陽は東から昇り、南の空を通り、西に沈むという性質を活かし、その影を利用することで時間を知る時計のこと。最も古くから利用されている。
この影は北半球では右回り、南半球では左回りに作られる。そして、アナログ時計が作られた当時、栄えていた文明は北半球に多かったため、右回りが採用されたと言われている。
そのため、よく言われる余談だが、南半球の文明が栄えていれば、一般的にアナログ時計は左回りになった可能性もある。
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