株式会社マツモトキヨシは、1932年に松本清(まつもときよし)氏が千葉県松戸市小金(ちばけんまつどしこがね)に松本薬舗(まつもとやくほ)という薬局を開いたことに始まる。当時23歳だった松本氏は、薬局のない地域に店を開き、在庫がなければ自転車で調達し、時には店頭で猿を飼うなど、誠実かつ創意工夫のある熱心な経営を行った。そんな松本氏は1951年4月に店名を薬局マツモトキヨシに変えた。マツモトキヨシという名前にした理由は、自分と店と、どちらの名前も憶えてもらえるからだそう。カタカナ表記にした理由は、子供でも読めてわかりやすく、ハイカラだったため。また薬局を前に付けた理由は、マツモトキヨシ薬局なら全国を探せばあるかもしれないが、薬局マツモトキヨシはないだろうと考えたから。その後、1954年に有限会社マツモトキヨシ薬店を設立して法人化。1975年に長男の和那(かずな)氏が株式会社マツモトキヨシに改組(組織形態を改めた)した。
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