寝る時に被る帽子はナイトキャップと呼ばれ、太陽の光を遮る目的で使用するわけではないためツバはない。一般的に男性用はサンタクロースが被るような形のもので、女性用は丸型(握り玉)のドアノブカバーのような形のもの。現代では主に髪の乱れを防ぐために使用されるが、防寒、髪や頭皮の乾燥予防の効果などもあるとされる。
ナイトキャップが生まれた理由は諸説あり、定かではない。例えば防寒対策説やシラミ予防説がある。また中世ヨーロッパでは男性でも長髪がおしゃれとされたが、衛生環境が悪いため長髪にするとシラミが湧いた。そこで長髪のカツラが流行したが、寝る時はこれを外すため、その居心地の悪さなどから使われるようになったという説もある。
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