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パームビールという名前の由来

パームビールとはベルギーのパーム醸造所(フレミッシュ・ブラバンド州ステーンフッフェル村)で製造されているビールのこと。日本で一般的なラガービールではなく、エールビール。ラガービールは発酵温度が約10℃、発酵と共に沈降する性質を持つ酵母(下面発酵酵母)を使用し、エールビールは発酵温度が約15から20℃、発酵と共に浮かび上がる性質を持つ酵母(上面発酵酵母)を使用。要するに、前者は下面発酵で作られ、後者は上面発酵で作られる。パーム醸造所の歴史は長く、少なくとも1747年(醸造所として役所に正式に認められた年)からビールを製造している。

日本でも例えばセイコーマートがパーム醸造所からパームビールを輸入・販売し、缶にはヤシの葉と馬が描かれている。ヤシの葉はパームのことで、栄光と勝利のシンボルという意味がある。そして、パームビールという名前は、ラガービールに負けないビールを作りたいという思いが込められ、付けられたそう。馬のロゴは1980年からパーム醸造所のロゴとして使われているもの。この地方が原産のブラバント馬(ベルジアン種)で、サラブレッドというよりは輓馬に似た大きな馬で、荷車を引く(荷物を運ぶ)際に利用。このロゴは生きた文化財として正式に認定され、フレミッシュ・ブラバンド州のシンボル的な存在になっているそう。

参考元:株式会社セコマ ニュースリリース-2020年7月3日(金)株式会社セコマ/参考元:サッポロビール-よくあるご質問-上面発酵、下面発酵とはなんですか?/参考元:BEER SHOP-パーム醸造所/参考元:小西酒造株式会社-醸造所-パーム醸造所/参考元:BELGIAN BEER JAPAN-醸造所一覧-パーム醸造所/参考元:帯広畜産大学-主要家畜品種成立史(44)ベルジアン種-著者 柏村文郎

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