サメの歯はエサの種類により、その形状が異なる。獲物を突き刺すために鋭いものもあれば、切り裂くために鋸(のこぎり)状になっているもの、しっかりと咥え、噛み砕くために、棘(とげ)や敷石(しきいし=平らな石)状になっているものなどもある。
そして、これらのサメの歯は、何度でも生え変わる。一般的にサメの歯は交換式で、歯の後ろに歯がいくつも生え、控えていて、奥から手前へとスライドし、交換されていく。そのため、欠けたり、擦り減ったり、抜けたりしても問題ない。元々、サメの歯は人間と異なり歯根がなく、歯茎で支えられているわけでないため抜けやすい。交換に掛かる期間はサメの種類や季節、水温などにより異なる。
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